機器概要高分子(熱可塑性プラスチック)を加熱溶融して、キャピラリー(細管)から押し出すことにより、試料の溶融粘度を測定する装置です。主な用途フィラーと樹脂とを複合化すると、樹脂の溶融粘度が大きく変化するため、従来の成形条件の適用は難しくなります。加熱温度や押出速度が、セルロースナノファイバーを複合化した樹脂の溶融粘性に及ぼす影響を調べることで、射出成形条件を最適化することができます。 溶融体のキャピラリー出口での膨張(ダイスウェル)や、引取張力を測定することで、フィラメント材料の押出成形をシミュレーションすることができます。 |
設備名 | キャピラリーフローテスター |
メーカー名 | 株式会社東洋精機製作所 |
型式 | キャピログラフPMD-C |
導入年 | H29年度 |
仕様 |
・試験温度範囲 :60 〜 400℃ ・押出速度範囲 :0.5 〜 1000 mm/min ・ロードセル容量 :20 kN ・ダイスウェル :測定可能 ・メルトストレングス:測定可能 |
設置場所 | ものづくり研究開発センター |