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機器概要試料に、アルゴンイオンを照射し、試料原子を弾き飛ばすことで、任意の試料観察面(断面または表面)の加工・調整ができる装置です。また、-100℃まで冷却可能であり、低温環境下に試料を温度調節して加工する機能も有しています。主な用途アルゴンイオンのスパッタリング現象を応用した加工のため、試料へのダメージを少なくでき、機械研磨などの従来手法では困難な材料でも適用可能です。本設備は、ひずみや熱影響を抑制できるため、セルロースナノファイバー(CNF)複合化プラスチック材料のCNF分散状態評価をはじめとした高度な試料調整に活用でき、製品開発や品質管理に貢献します。 |
設備名 | イオンミリング装置 |
メーカー名 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ |
型式 | 冷却温度調整機能付きIM4000PLUS |
導入年 | H29年度 |
仕様 |
・試料サイズ :20×12×7 mm(断面加工:線材など) φ50×25 mm(表面加工: 埋込試料など) ・最大加工速度:500 μm/hr(Si, 断面加工) ・温度調節範囲: -100〜0 ℃(断面加工のみ) ・加工可能材料: 樹脂材料、金属材料、セラミックス など |
設置場所 | ものづくり研究開発センター |