機器概要磁場の中に置いた試料に電磁波を照射し、試料中の原子核がその特性に基づいて吸収する周波数を、その吸収強度の関数として記録する装置です。有機化合物の分子構造に関する多くの情報が簡便に得られることから、分子構造解析ための最も有力な分析装置のひとつです。 主な用途溶媒に可溶な有機化合物について分子構造に関する多くの情報が簡便に得られ、その情報を基に、分子構造が未知の有機化合物の分子構造の決定・推定、分子構造既知の有機化合物の構造確認、有機混合物の定量分析などを行うことができます。高分子化合物も溶媒に溶けるものであれば分析可能であり、立体規則性、共重合体の組成、モノマー連鎖分布やオリゴマーの分析などができます。 |
設備名 | 核磁気共鳴装置 |
メーカー名 | 日本電子(株) |
型式 | JNM-ECS400 |
導入年 | H21年度 |
仕様 | ・磁場9.39テスラ ・プロトン共鳴周波数400MHz ・2次元NMR測定 ・多核測定(19F、31P〜15N) ・温度可変測定(室温〜180℃) |
設置場所 | ものづくり研究開発センター |