独立行政法人 科学技術振興機構(JST)
地域産学官共同研究拠点整備事業

本設備は、独立行政法人 科学技術振興機構(JST) 地域産学官共同研究拠点整備事業で導入しました。

ものづくり研究開発センター 金属分野設備

積層造形装置


機器概要
 CAD で作成された3 次元形状を基にして、樹脂粉末に炭酸ガスレーザを所定の断面形状になるよう照射し熔融・凝固させ約0.1mmの薄い層を形成し、これを積層することによって樹脂模型を造形する装置です。金型を製作して製造する方法に比べ、著しく短期間にに樹脂模型を製作できることが大きな特徴です。
 造形に必要な断面の形状データは、CAD データから表面形状のデータ(STL 形式)を一旦作成し、設定された間隔で水平にスライスすることで作成されます。

 ※ご利用の際にはSTLデータをあらかじめ作成下さい。STL形式以外のデータはご利用いただけない場合があります。

 ※造形物の高さ10mmあたり、造形に約1時間、取出しまでの冷却に約1時間の合計約2時間かかります。このほかスライスデータ作成や造形物の仕上げ等に合わせて約4時間以上必要です。

 ※職員が操作補助を行う場合は、別途「機器操作技術指導料」が必要です。
主な用途
 強度の高いポリアミド(= ナイロン) を用いて、航空機部品やレース用自動部品等の少量生産品やデザイン確認用模型( モックアップ) の製作に用いられます。

設備名 積層造形装置
メーカー名 EOS GmbH (Electro Optical Systems)
型式 Formiga P100
導入年 H22年度
仕様 ・造形可能寸法: 200mm×250mm×330mm
・造形ピッチ: 最小0.10mm
・積層速度: 高さ方向で10mm/h 以上
・ビーム径: 約0.5mm
設置場所 ものづくり研究開発センター