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金型の製造工程の最終工程である磨き加工の自動化・高速化を図るため、電子ビーム (以下、EB) による磨き加工技術が提案されている。本技術の原理は、電子ビームの高速照射により表面をわずかに溶融し、溶融金属の表面張力によって表面が平滑化され凝固させる方法である。また、真空中での加工であるため、表面の酸化や汚染はほとんどなく、金属光沢のある表面を得ることができる。一方、本方法は、表面の微小領域の急速加熱・溶融および急冷凝固が短時間で行われる現象であるため、プロセスメカニズムや加工条件と表面性状の関係など十分解明・・・ |
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