19 |
近年、再生医療や新規医薬品開発において細胞の組織化やアレイ化が重要となっており、細胞を自由に操作する(掴む・並べる・回収する)技術の開発が求められている。そこでこれまでに、温度応答性樹脂の特性の一つである体積が可逆的に変わること(収縮状態⇔膨張状態)を利用した包接型細胞チップの開発1)を行ってきた。このチップでは、アレイ状に配置した各ウェルの内部で、1細胞を自由に且つ確実に掴んだり放したりすることが可能である。しかし、チップ全体の温度を制御(36℃⇔室温)することによってウェルの開閉を操作しているため、細・・・ |
 |
 |