平成15年度 研究課題外部評価報告書(事前、 |
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研究テーマ名 | 快適工学に基づいたスポーツウエアの開発 | |||||
研究実施期間 | 平成16年度 〜 平成17年度 | |||||
研究概要 | 本研究は、運動効率を向上させ、かつ着心地のよいスポーツウエアを開発するための設計指針を導出することを目的とする。まず基礎研究として、衣服素材の物理的特性と衣服圧・人体表面の柔らかさとの相互関係、脚部のみならず体幹部における圧迫の部位・面積・強度との関係を明らかにする。次に、応用研究として、基礎研究および前年度までの研究成果に基づいて試作したスポーツウエアの着用が運動中の人体生理・心理に及ぼす影響を圧的快適性、温熱的快適性の観点から明らかにする。 | |||||
評価項目* | 必要性 | 新規性・ 独創性 |
目標達成の 可能性 |
推進体制の 妥当性 |
期待される 効果 |
合 計 |
3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 15 | |
5 | 4 | 3 | 4 | 4 | 20 | |
3 | 4 | 4 | 4 | 3 | 18 | |
4 | 3 | 4 | 3 | 4 | 18 | |
4 | 3 | 2 | 3 | 2 | 14 | |
4 | 3 | 4 | 3 | 4 | 18 | |
3 | 3 | 4 | 4 | 3 | 17 | |
4 | 3 | 5 | 5 | 5 | 22 | |
委員平均 | 3.75 | 3.25 | 3.63 | 3.63 | 3.50 | 17.75 |
委員のコメント | ・プロのスポーツ選手の場合、このようなことは既に十分研究されていると思われるが。 ・被験者の数が少なく、信頼性あるデータが得られるか、疑問である。 ・本研究の目的は、最終的にはオーダーメイドのスポーツウェアを目指すことか、対象が明確でない。 |
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・従来の研究もあるのではないか。各社の各種スポーツ用の製品の現状についての分析が必要ではないか。 ・センターとしての技術シーズは何か、特殊な編み方を工夫できるのか。他にはまねのできない技術の開発ができると良い。 |
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有名スポーツ選手(サッカーの柳沢選手?)に着用してもらいインパクトの強いPR方法を考えられてはいかがでしょうか。 |
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衣服圧分布を測定して、衣服圧と人間の心理的、生理的関連を調べ、それらの普遍的な関係を見出そうとの意欲ある研究である。限られた時間と予算でどこまでできるのか、また結果をどの程度一般化、普遍化できるのか心配なところもあるが、将来、例えば、衣服の最適設計シミュレータの開発にまで拡げられれば素晴らしい研究になると期待される。 | ||||||
・スポーツ用アンダーウェアの高機能化と差別化に必要な研究である。 ・衣服圧と熱汗処理が及ぼす人体の生理と心理への影響について、測定・解析・評価の手法からの検討が必要であると思われ、2年間での目標の達成は懸念されるが、圧的快適性と温熱的快適性に優れる製品設計の指針が得られることを期待する。 |
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・今後の新たしいスポーツウエアー等の衣料を開発する上で基礎的な研究課題であり、被服科学の研究に止まらず、研究成果が衣服設計に展開されることを期待している。 ・豊富な研究計画の内容であり、実施に当たっては具体的な研究対象・手法などを精査して研究を推進されることを期待する。 ・「研究成果をどのような形で企業の製品開発に反映させるか」などについて協力企業などと連携の上、研究を進めて欲しい。 |
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・有意の結果を得るために必要なサンプル数が確保されているか、やや疑問。 ・他の企業が同様の研究を進めている可能性が否定できない。 ・今後、需要が急増すると思われる高齢者や医療・介護など特定の用途に絞り込むことも一法か。 |
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・生涯スポーツの視点で 又中高年の健康志向の高利など、時代に合った取り組みだと思います。 ・インナーウェアーも男性への展開とアウトウェアーへの展開へと進めていただけると良いです。 |