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平成15年度  研究課題外部評価報告書(事前、中間、事後、追跡
研究テーマ名 バイオセンサの研究
免疫センサー関連技術の実用化
DNAチップ・細胞チップの実用化研究
研究実施期間 平成14年度 〜
研究概要  平成16年度末までに肥満及び糖尿病になりやすい体質を診断する高精度のDNAチップを開発し、最終年度までには他の生活習慣病(例えば、高脂血症、高血圧、動脈硬化など)になりやすい体質を診断するDNAチップを開発する。また、1インチ角程度の1つのチップ上に規則正しく配列、かつ、番地化された数10万個のマイクロウエルを形成し、1つのウェルに1つのリンパ球のみが入り、通常の洗浄で流れ出すことなく、ピペットなどで容易に採取できるマイクロウエルアレイチップを開発する。
評価項目* 計画の進捗度 目標達成の
可能性
期待される
効果
    合 計
  5 4 4     13
4 5 5     14
4 4 4     12
4 4 5     13
4 4 4     12
4 4 5     13
3 4 5     12
5 5 5     15
委員平均 4.13 4.25 4.63     13.00
委員のコメント ・既に特許を出願するなど、順調に成果を上げており、目標達成は充分可能と考えられる。
・県内バイオ産業の育成、高度化に大きな波及効果をもたらすものと期待される。
・”評価機器の開発”とあるが、どのような”機器”か詳細が明らかでない。
 必要性、実用化の可能性は良くわかったが、いろいろな予算で行ったものをそのまま説明されたので歯切れが悪かった。一貫した研究であるのなら、プレゼンテーションを工夫してほしかった。
 バイオテクノロジー立県を名乗れる可能性の高い新規性・創造性の高い研究だと判断します。
 幾つかのテーマからなる研究で、要点が掴みにくいところもある。交流インピーダンス法によるDNA検出などのユニークな成果も得られており、多くのテーマで研究が進展しているように見受けられる。QCMチップなど、やや進捗が遅れているものもあり、ある時期で、各テーマに優劣の判断をしてポイントを絞って実用化を目指すことが期待される。
・新規なインターカーレータの開発、交流インピーダンス法による検出法など、独自性を有する研究成果がでている。
・競合と進歩の激しい分野であり、有用性と優位性が確保できているかに留意して研究を進められたい。
・国際的に権威のある学会や論文誌に研究成果を発表され、高い専門性的立場から評価をうけ、研究の妥当性を確かめられたい。
・競争の激しいDNAチップ開発の中で、事前に先行特許調査を通じて、工業技術センターのポテンシャルを活用したテーマ設定が行われている。
・順調に研究が展開しているようであり、今後とも開発技術の事業化を見据えて、研究を展開して欲しい。
・特許やノウハウなどの知的財産権の確保に努められたい。
・高齢化社会における需要と供給の両サイドからの必要性は高い。
・県内に存在する知的・産業資源の更なる活用を望む。
・研究成果の県内企業への直接・間接の波及が極大化するような施策を望む。
 特になし
*評価項目の評価基準は5(適切)・4・3(妥当)・2・1(不適切)の5段階評価
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