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温度応答性樹脂として知られるポリ-N- イソプロピルアクリルアミド (pNIPAAm)を3 次元架橋させるこ とによって得られるハイドロゲルは、一定温度以上でゲル内部に大量に吸蔵した水分を構造変化により放出する特徴を有している(図1)。この鋭敏な温度応答性は、様々な医用材料としても大きく注目を集めている1,2)。本研究では、この温度応答性樹脂を用いたハイドロゲルを、医療・スキンケアに有用なシート剤として用いることを目的に、ハイドロゲルの合成方法についての検討を行った。具体的には、合成収率の向上による製造コ・・・ |
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