1. | 評価の目的・方法 |
富山県では、試験研究機関における研究開発の客観的かつ適切な研究評価を行い、本県の科学技術の発展、産業の振興等に資するため、平成15年度の試行を経て、今年度「富山県試験研究機関研究評価の実施に関する指針」を新たに定めた。 富山県工業技術センターでは、この指針並びに平成15年度の試行結果を基に富山県工業技術センター研究評価実施要領を改訂し、研究開発の公平性、客観性、透明性を確保し、効率化・活性化を図り、地域・県民のニーズ、時代の要請に即した、より優れた研究成果をあげることを目的に、平成16年度の研究課題外部評価を実施した。 | |
2. | 委員会開催日時 平成16年10月5日(火)13:30〜17:00 |
3. | 委員会開催場所 富山県民会館 704号室 |
4. | 外部評価委員 |
氏 名 | 所 属 | 役 職 | 備考 | |
委員長 | 龍山 智栄 | 富山大学 | 工学部長 | 学 |
副委員長 | 田中 潔 | 富山県立大学 | 工学部長 | 学 |
委 員 | 横田 勝 | 高岡短期大学 産業造形学科 | 教授 | 学 |
委 員 | 松村 英樹 | 北陸先端科学技術大学院大学 材料科学研究科 | 教授 | 学 |
委 員 | 上原 斎 | 産業技術総合研究所 産学官連携部門 | 産学官連携コーディネータ・地域連携室長 | 官 |
委 員 | 多屋 秀人 | 産業技術総合研究所 人間福祉医工学研究部門 | 副部門長 | 官 |
委 員 | 藤田 寛 | 日本政策投資銀行 | 富山事務所長 | 産 |
委 員 | 増岡 一郎 | 富山県中小企業団体中央会 | 副会長 | 産 |
5. | 評価結果 |
評価対象研究課題の評価結果(詳細は個票参照。個票は研究課題名からリンクしています。) |
番号 | 評価の種類 | 研究の種類 | 研究課題 | 評価点数 /満点 |
1 | 事前評価 | 最先端技術調査研究(県単事業) | マイクロ接合部の欠陥評価技術の研究 | 20.9/25 |
2 | 事前評価 | 一般研究 (県単事業) | 表面SH波を用いた非破壊検査評価技術の確立 | 18.4/25 |
3 | 中間評価 | 中小企業技術開発産学官連携促進事業 (国補事業) | 厚膜圧電体を用いたマイクロアクチュエータの開発 | 11.6/15 |
4 | 中間評価 | 実用化研究 (県単事業) | 個人適合型スポーツ用具の開発研究 | 11.9/15 |
5 | 事後評価 | 深層水非水産分野利用研究 (NEDO委託事業) | 濃縮深層水と脱塩深層水の効率的製造−膜分離法を用いた深層水の濃縮と脱塩− | 12.5/15 |
6 | 事後評価 | 共同研究 (県単事業) | ニオブ酸リチウムの反応性イオンエッチングに関する基礎研究 | 12.0/15 |
6. | 評価に対する今後の対応 |
外部評価の結果を試験研究資源の配分の見直しなど効率的な研究開発の推進に生かしていくとともに、個々のテーマに対していただいた意見は、今後研究内容を詰める際に参考にし、実際の研究に反映させたい。 |